電気もモーターを使わない!装着するだけで歩くのが楽になる『aLQ』

今仙電機製作所は、名古屋工業大学(名工大)の佐野明人教授と共同開発を行ってきた無動力の歩行支援機「ACSIVE(アクシヴ)」の 技術をベースに、健常者でも利用できる無動力歩行支援機『aLQ』を開発しました。 『aLQ』は、佐野教授が15年以上研究・解明してきた「受動歩行」理論をベースに開発していたもので、 電気やモーターを使わず、バネと振り子の動きが作用し、脚の振り出しをアシストするのが特徴です。

受動歩行とは?

文字通り受動的な歩行のことです。坂を下る位置エネルギーを動力にしてトコトコ歩く仕組みで歩くおもちゃを見たことがあるのではないでしょうか? 働いている力は重力だけで「倒れる」ことを利用して歩いてるのです。

受動歩行ロボットの連続歩行記録を樹立

『aLQ』は2014年に佐野研究室の佐野教授と今仙電機製作所が共同で開発した無動力の歩行支援機『ACSIVE』をベースによりシンプルに軽量化し日常生活での利用を重視して設計されたとのこと。 佐野研究室はモーターもセンサーも電子頭脳も使わずに永久的に歩き続けることが可能な受動歩行ロボットを開発し13時間10分の連続歩行記録を樹立したギネス世界記録に認定されています。

コンセプトは「健康づくりのため」

「健康づくりのため」というコンセプトで重量は760gと軽く、装着も市販の腰の巻くベルトに、『aLQ』のフックをかけ、ひざ上で面ファスナーをとめるだけ、という簡単に誰もが手軽に装着しやすい仕様になっています。
電気モーターなどを使わず、バネと振り子の動きが作用して、脚の振り出しをアシストし、歩行に同調した動きで、自然に自力の歩行に穏やかに導き、歩行効率が20%も向上するとのこと。 坂道や階段の負担を減らし、高齢者らがつまずきにくくする効果があるほか、健康増進のウオーキングもアクティブに楽しめます。

こんな方にお勧めです。
★階段、段差、坂が気になる方
★足腰が弱くなった方
★病気等の健康状態によって旅行、ハイキングをためらっている方
株式会社今仙電機製作所のホームページ:http://www.imasen.co.jp/index.html
歩行支援機 aLQのホームページ:http://www.imasen.co.jp/alq.html